「人って死ぬとどうなるの?」2人の少年とその家族のひと夏の物語 映画『光る校庭』
2人の少年とそれぞれの家族の小さな前進を描く、映画『光る校庭』が公開される。 本作では、父を亡くした小学5年生の主人公が、転校先の学校で大病を患うクラスメイトと出会い、幼いながらに「死」について考える姿が描かれる。 父の死亡認定をきっかけに、東京から母の実家へと移り住むことになった大場智哉(梅垣然太)。転校先の小学校で智哉は、大病を患うクラスメイト・西川翼(笹木祐良)と出会う。担任やクラスメイトたちの翼への対応に違和感を抱きつつも、翼との距離を縮めていく智哉。そして、翼の存在が智哉にとっての死生観を刺激しはじめる。 愛知県豊田市の後援を受け、オール豊田市ロケで撮影された本作は、第21回中之島映画祭グランプリ受賞、第9回賢島映画祭準グランプリ受賞ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2023ゆうばりチョイス部門正式出品、第17回田辺弁慶映画祭正式出品など国内の映画祭で数々の賞を受賞。 梅垣然太、笹木祐良、桔河芽りさ、林真白、矢部翔琉、生田朱莉ら子役に加え、安達祐実、光石研、里園侑希、榊原徹士、岡崎ゆうら実力派キャストが脇を固める。監督・脚本を務めるのは比嘉一志。 【コメント】 ▼梅垣然太 監督やスタッフのみなさん、出演者のみんなで暑い夏に命を削って頑張りました。ひと夏の一生忘れる事の無い物語、 豊田市の自然。是非たくさんの方に見ていただきたいです。 ▼笹木祐良 完成した映画を観てとても「優しい映画」だなと思いました。真夏の暑い中、監督さんやスタッフさんや出演者のみなさんと一緒に頑張って撮影したこの作品、ひとりでも多くの方に観て頂きたいです! ▼比嘉一志 「人って死んだらどうなるの?」コロナ禍を経て“死”を身近に感じる様になりました。子供の頃考えた疑問に、大人になってから真剣に向き合うことになり、自分なりの想いをこの映画に込めました。この映画の中にある多くの“生”を感じ、あたたかい気持ちを持ち帰っていただけますと幸いです。 映画『光る校庭』は、2023年12月1日(金)より公開。
otocoto編集部
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