第94回選抜高校野球 京都国際 ナイン、初練習で奮起 臨時休校明け /京都
<センバツ2022> 3月開幕の第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する京都国際の選手たちが2日、出場決定後初の練習に臨んだ。学校関係者に新型コロナウイルスの感染が確認され、1月27日から2月1日まで臨時休校となり、1月28日の決定時も休校していた。 休校期間中、選手たちは寮から実家やホテルに移り、チームでの練習も中止していた。1週間ぶりの練習に、選手たちは2回目となるセンバツに向け、気持ちを高めていた。 この日の練習は午後3時ごろから、京都市東山区の同校グラウンドでスタート。ランニング後にキャッチボールへ移ったが、途中に開いたミーティングで辻井心(じん)主将(2年)が「久々の練習なのは分かるが、まだ声が出ていない」と指摘。その後のノックで選手たちは一層声を出すようになり、ミスがあれば「そこ、試合に出るぞ」などと言い合った。 休校明けの練習に、辻井主将は「選手たちはまだまだ体の動きが硬い。声出しなど、できることからやっていく」と奮起する。オンラインのライブ中継で知ったというセンバツ出場には「とてもうれしい。今までお世話になった方に、結果で恩返ししたい」と気を引き締めていた。【千金良航太郎】 〔京都版〕