将棋・藤井聡太七冠の史上最年少「永世称号」獲得なるか 勝負メシは「肉うどん」 棋聖戦五番勝負第3局
テレビ愛知
将棋の藤井聡太七冠が名古屋市中区大須の万松寺で、棋聖戦五番勝負の第3局に臨んでいます。7月1日に勝つと、タイトル防衛となる重要な一戦です。
棋聖戦第3局に勝てば、史上最年少で永世称号獲得
1日、ゆっくりとした足取りで姿を見せたのは藤井聡太七冠です。対するは15年ぶりのタイトル戦登場となる山崎隆之八段。棋聖戦五番勝負のこれまでの対戦結果は、藤井七冠の2連勝です。 対局は午前9時、山崎八段の先手で始まりました。飛車先の歩を進めた山崎八段に対し、藤井七冠はいつも通りお茶を一口含み、同じように飛車先の歩を進めました。 藤井七冠は1日の対局に勝てば棋聖のタイトルを防衛し、「永世棋聖」の資格を獲得します。永世棋聖の資格は棋聖のタイトルを通算5期保持することで獲得。藤井七冠は2020年に自身初のタイトルとして棋聖を獲得し、現在4連覇中です。 今回の棋聖戦で永世棋聖の資格を手にすれば、永世称号の最年少獲得記録を53年ぶりに更新します。大記録の達成について、インタビューに答えた藤井七冠は… 藤井七冠: 「結果というのはついてくるものだと思うので、あしたは一手一手考えて、いい将棋にするということを意識して指したいと思っています」
藤井七冠に知事も視聴も注目
30日に行われた前夜祭では、大村知事や河村市長も駆け付け、激励の言葉を贈りました。 大村知事: 「2023年11月に、私ども愛知県の県民栄誉賞を直接送らせていただきました。記録に残る、そして記憶に残る大熱戦を展開していただきますように期待をしたいというふうに思っております」 河村市長: 「名人戦を(名古屋で)やる予定になっていたんで、楽しみだなと思っていたら、その前に終わってしまったので残念だなと言っていた。今回、いよいよ(名古屋で)やることになりましたので期待しています」 藤井七冠: 「(対局は)多くの方に注目していただけるものになるかと思う。地元での対局なのでいい将棋を見せられるよう全力を尽くして頑張りたい」 前夜祭の興奮も冷めやらぬままに、1日も万松寺には藤井七冠を応援する多くのファンが集まっていました。 藤井七冠のファン: 「きょうは大接戦を期待したい」 藤井七冠のファン: 「叡王戦では防衛叶わなかったが、5連覇で永世棋聖を無事に取ると思うので、応援しに来た」