〔vol.81〕最後に調整するより自然!大人の唇は「リップライナーを先に仕込む」と全体のバランスがぐっと良くなる!
存在感をアップさせたい大人の唇。 リップライナーは先に仕込むほうが簡単 今回は最近私が推進している「大人の唇巨大化計画」(笑)について! 大人になるとどうしても唇の存在感が薄くなりがち。年々鮮やかなリップカラーが映えるように感じるのと同様に、元の唇が大きい小さいに関わらず、大人はリップライナーで少し唇を大きめに描いたほうが素敵に仕上がります。 〔写真で解説〕リップライナーを先に仕込む方法は?今おすすめのリップライナーは?詳しく紹介!! 以前の記事もご紹介しましたが、リップライナーを仕込んでからリップカラーを塗ると、自然に唇の存在感をアップできます。 が、世の中にはリップカラーに合わせたリップライナーが多種多様にあり、「やっぱり最後の調整用なんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。 そこで比較! 最初に素の唇と同じ色(ローズベージュ)のリップライナーを仕込み、上から塗った場合と、リップカラーを塗った後に同じ色のリップライナーでオーバーめに調整したメイクの仕上がりです。 今回わかりやすく赤リップにしてみましたが、後からだと「輪郭に足しました!」感が出がち。 あと、技術的にも、後からリップライナーを付け足すのは難易度が高めというのもあります。 最初に塗ると、上から口紅を重ねるので描いたラインもぼかしやすく、口紅の色と混ざり合い、マイルドで自然に仕上がります。
こちらはリップライナーを最後に付け足してオーバーリップにした仕上がり。輪郭までくっきり同じ色なのが、正解のようで実は違和感の原因に。特に、濃い色のリップカラーを塗りたい場合は、後からの付け足しはテクニック的にも難易度が高め。
こちらは素の唇にローズベージュのリップライナーをオーバーめに仕込んでから上の写真と同じ赤リップを塗った仕上がり。上から重ねたリップの色と混ざって、ほんのりグラデ感が出るのも、ナチュラルに見えるポイント。元々唇がふっくらしていたように見せられます。
唇の山を描いた後、
口角から線をつなげる 1、唇の山をひとまわり大きく描く まずは唇の山から。リップライナーのペン先を寝かせながら、上唇の山の部分を気持ちオーバーめに描き足し、ひとまわり大きくするイメージで。 2、左右口角から山へ、ラインをつなげる 左右の口角から、1で描いた唇の山のラインに向かって線をつなげる。このときもペン先は寝かせながら。唇の山に向かって引き上げるようなイメージで。 3、下唇は輪郭ジャストをなぞる 下唇は、実際の唇の輪郭に沿って、リップライナーでなぞればOK。 4、口紅を直塗りしてなじませる リップライナーで描いた部分まで、元々の唇とみなし、リップカラーを直塗りする。上下唇を「んまっ」とこすりあわせてなじませれば完成。 “後からリップライナー”は忘れがちですが、“最初にリップライナー”は習慣化しやすいはず。唇の存在感がアップすると、小顔印象にもつながるので、ぜひ毎日のメイクに取り入れてみてくださいね。
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/程野祐子 モデル/鈴木美季 構成・文/村花杏子
長井 かおり