安倍昭恵さん招いたトランプ氏に「元首相との友情は本物」 群馬の山本一太知事「好きに」
群馬県の山本一太知事は19日の定例会見で、安倍晋三元首相の妻、昭恵さんが米国のトランプ次期大統領に招かれ夕食をともにしたことに触れ、「昭恵さんにとっても、日本政府にとっても本当にいい話で、よかった。安倍さんが築いた友情は本物だったしトランプさんも信義に厚い。好きになった」と語った。 【スリーショット】トランプ次期米大統領、妻のメラニアさんと面会した安倍昭恵さん 質疑の後に自ら切り出した。元安倍派でもある山本知事は、安倍元首相とトランプ氏との友情の一端として5回も一緒にゴルフをしたことを挙げ、「ゴルフをしただけだろという人もいるが、分かっていない。外交というのは、あらゆるチャンネルで人間同士がつながることだ」。実際、中国の習近平国家主席は安倍元首相との会談の際、トランプ氏とのゴルフの回数を聞いてきたとされる。 「今、再び各国首脳がトランプ氏と会いたがっている中、昭恵夫人を招いてくれたことは日本にとっても外交的財産になる。ただ、あくまで個人的な友情によるもので、政府が絡んだりしなくてよかった」。そしてトランプ氏について「本当に信義に厚い、温かい人柄なんだな、と思う。好きになった」と語った。 その後、米大統領選などをめぐる米国のリベラル系メディアにも言及。「ずっと見てきたが、自分たちと考えの違う人々を認めないという傾向が強い。寛容さがリベラルではないのか」と指摘。トランプ支持者を「ごみみたいなものだ」と言ったとされるバイデン大統領を強く非難した。 さらに、ここにきて息子のハンター・バイデン氏に恩赦を出したことにも触れて「ずっと『出さない』と言ってきたのに。しかも米民主党内からもあまり批判も出ていないのは、(トランプ氏への激しい非難と合わせ)ダブルスタンダードではないか」と語った。