ナイン応援イラスト好評 明石商ファンの漫画家制作 /兵庫
<センバツ2020> 明石市在住の漫画家・イラストレーター、そやままいさん(31)が描く明石商ナインのかわいいイラストが、選手や父母らの間で大好評だ。明石商ファンのそやまさんは、前年チームの特製タオル(非売品)のイラストを担当したり、作品をツイッターで公開したりして野球部を応援。「頑張っている姿を見ると元気がもらえる」と3月19日のセンバツ開幕を待ちわびている。【韓光勲】 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 明石高の美術科を経て京都精華大でマンガを学び、京都で漫画家デビュー。新聞で4コマ漫画を連載するなど活躍したが、2018年末に明石市の実家へ戻った。 現在は明石市の広報紙に漫画やイラストを描くなど、地元に根付いた活動を展開。「京都に帰りたくて泣いた時もあったが、仕事を通じて故郷を知るにつれて地元愛がわいてきた」と笑う。 元阪神の下柳剛投手のファン。19年のセンバツで躍動する明石商ナインの姿をテレビで見て「自分も頑張ろうという気持ちになれた」。気がつくと、仕事の合間に選手のイラストを描くようになったという。 写真を参考に、パソコンのソフトを使って2~3時間で仕上げる。2頭身にデフォルメされたイラストがツイッターで公開されると、選手や関係者の間で「似てる」と大評判。19年9月末の国体を最後に引退した3年生の保護者から、前年チームの記念タオルのデザイン依頼も舞い込んだ。3年生全員の名前とともに、練習に汗を流す選手の姿などを描いた。 数多い作品の中で、そやまさんが最も気に入っているのが狭間善徳監督のイラストだ。甲子園で話題になったガッツポーズを再現しようと、下書きを繰り返した。「ひし形の口がポイント。監督は感情表現が豊かなので、描いていて楽しい」と語る。 現チームのメンバーでは、来田涼斗主将(2年)や福本綺羅(ひかる)外野手(1年)らのイラストが完成。そやまさんは「これからもいろいろな選手を描いていきたい」と甲子園での活躍を期待している。 〔神戸版〕