国交省、羽田事故で有識者委設置 19日初会合、夏に中間まとめ
羽田空港で海上保安庁と日航の航空機が衝突した事故で、国土交通省は12日、再発防止に向け、有識者を交えた対策検討委員会を設置した。管制官への注意喚起システムの強化など滑走路誤進入対策について検討し、安全確保のための議論を進める。19日に第1回会合を開催し、夏ごろに中間取りまとめをするとしている。 管制塔内には着陸機が接近する滑走路に別の機体が進入した場合、管制官に画面上で注意喚起する「滑走路占有監視支援機能」がある。事故当時の管制官は気付いていなかったとみられ、アラームを鳴らすなどの改善を加えるかどうかや実施した場合の懸念などを検討する。