ラリーは準備が8割! どれだけ準備できたかで勝敗が決まる?【元SKE48梅本まどかのラリー日記005】
2024年11月21日(木)~24日(日)愛知・岐阜で開催されるFIA WRC「フォーラムエイト・ラリージャパン」に、3年連続参戦予定の元SKE48梅本まどかさん。2022年はRC4クラス 3位、2023年はJRCar1クラス 2位! また、2024年からスタートした全日本ラリー選手権の新カテゴリー、ラリードライバー育成チャレンジ、 “MORIZO Challange Cup”にも、CUSCO Racing・星涼樹選手のコ・ドライバーとして参戦中。 今回は、ラリーを走る前、その準備について生の声をお伝えする。 REPORT:梅本まどか(Madoka UMEMOTO) 【写真を見る】全日本ラリー選手権に参戦中の元SKE48梅本まどか。※本文中に画像が表示されない場合はこちらをクリック
どれだけ準備を整えられるかで勝敗が決まる?
私はラリーを始めたばかりの時にWellpine Motorsport(ウヱルパイン モータースポーツ)の松井監督に「ラリーは準備が8割だから」とよく言われていました。 もちろん、どんなスポーツも基礎ができていないと試合で通用しないなどよく聞きますよね。 レースでも自分のマシンに対する理解はもちろん、天候に対する対応力やコースの攻略、ライバルたちに対する情報を得ることも準備になると思います。 ラリー以外でも準備は大事だと思いますが、コ・ドライバーとして参戦してから「ラリーは本当に準備が大事」と思うことばかりでした。その理由としては、やはりサービスパークを離れてしまえば、ドライバーとコ・ドライバーで全てのことをなんとかしなくてはならない場面が多いからだと思います。
メカニックがメンテナンスできるのはサービスパーク内のみ
ラリースケジュールで多いのは、朝サービスパークを出発し、お昼にメカニックさんに修復してもらえる「サービス」という時間、または「タイヤフィッティングゾーン」というタイヤ交換や簡便な整備ができる時間の後、またSSへ出発していく。 その日フィニッシュであればそのままゴールですが、そうでなければ最後にもう一度サービスの時間が設けられ、次の日に備えた修復といった流れになります。 お昼とその日の最後にしかメカニックさんやチームと合流する事はありません。もちろん連絡を取り合ってはいるのですが、ピンチの時はそんなこと言っている余裕はなく、ドライバーとコ・ドライバーの2人での判断が大きいのです!