新型「Surface Laptop」を開封 本体同色の外箱からも気合いが伝わってくるSnapdragon X搭載の“Copilot+ PC”
13.8型モデルに搭載されているACアダプターは急速充電非対応
Surface Laptop 13.8型モデルは38W出力、15型モデルには65W出力のACアダプターが付属している。Surface Laptop 13.8型モデルは、急速充電 (約1時間で5%から80%に充電可能)に対応しているが、急速充電を利用するには65W以上の出力に対応したACアダプターが必要になる。本体価格がそれなりの金額だったので、付属するACアダプターを差別化してほしくなかったのが正直の感想だ。
初期出荷状態で「Windows 11 24H2」を搭載
早速届いたSurface Laptop 13.8型モデルをセットアップしようとしたところ、初期セットアップ画面(OOBE)で、「Copilot+」が前面に押し出されており、いつもと違う事に気付いた。 セットアップ後、OSのバージョン情報を確認すると、Windows 11 24H2がプリインストールされていることが分かる。Microsoftのサポート情報を確認してみると、原稿執筆時点ではWindows 11 24H2はCopilot+ PCでしか利用できない、との記載がある。
ライセンスアップグレードや、Intune登録も問題なく実施できる
Copilot+ PCでしか利用できないと記載はあるが、Windows 11 Proへのアップグレードも可能で、Microsoft 365を利用してWindows 11 Businessへの切り替えも問題なく実施できる。 Intuneへの登録も問題なく実施できるため、法人としての利用においても特に問題は無さそうだ。ただし、アーキテクチャがArm64なので既存の構成プロファイルの設定がそのまま利用できるかは何とも言えない。事前にしっかりと検証を行おう。
Copilot+の可能性やいかに
ここまで外観を中心に触れてきたが、最後にCopilot+ PCの大きな2つの特徴について触れたい。Copilot+ PCは発表当初、新たにキーボードへCopilotを呼び出すための新たなキー「Copilotキー」を追加した。Windows用キーボードとしては1994年にWindowsキーを追加した以来の新しいキーとなる。 Copilotキーを押すと、Copilotアプリが立ち上がりすぐにプロンプトが入力できる状態になる。よく見てみると、Windows 11 23H2ではサイドバーでしか開けず、タイトルバーにも「Copilot プレビュー版」と記載されていたが、Windows 11 24H2ではプレビュー版が外れ、かつ単独ウィンドウで立ち上がってくる。 このCopilotがSnapdragon Xシリーズに搭載されている強力なNPUと組み合わせて使えるようになったら、他プラットフォームPCとどのように差が生まれるのだろうか。次回以降の記事で詳しく触れていきたい。
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