俳優の役所広司さん（68）が3日、自身が主演する映画『八犬伝』（10月25日公開）のジャパンプレミアに登場。共演した内野聖陽さん（56）、土屋太鳳さん（29）らと物語の舞台である江戸時代へ思いをはせました。 【画像】役所広司　出演作がアカデミー賞にノミネート後、初の公の場 この映画は、小説家・山田風太郎さんの小説『八犬伝 上・下』を実写映画化。里見家の呪いを解くため八つの珠に引き寄せられた八人の剣士たちの運命を描く『八犬伝』の世界と、その作者が生きた現実の世界をシンクロさせた作品。役所さんは主人公で『八犬伝』の作者・滝沢馬琴役を務めます。

レッドカーペットに集結した豪華出演者たち

イベントは日本橋の江戸時代を思わせる野外で行われ、雨が心配されていましたが役所さんは「僕は晴れ男です！」とひとこと。続けて「だからなんとか（天気が）持ったんだと思います」とコメント。 また、内野さんは自身が演じる絵師・葛飾北斎について「『八犬伝』を書いた馬琴さんが、実は北斎の絵に影響を受けていた話は私もまったく知らなかったんですけど」と話し、「役所さん演じる馬琴さんに、絵を描きながらもちょっと意地悪な面白い北斎を演じていますので」と紹介しました。 さらに、土屋さんは映画について「時代を超えて愛されたこの物語と、最新の技術のマリアージュによって生まれた、刺激的な作品」と紹介。続けて「馬琴さんそして北斎さんが通ったであろう日本橋で、（映画が）世界の未来へ届くと思うと胸がいっぱいです」と語りました。