大阪府ネットショップ開設「もずやん」登場で効果てきめん!?
大阪府ネットショップ開設 人気の「もずやん」登場で効果てきめん!? THE PAGE大阪
大阪府はこのほど、大阪の特産品を割安で提供するネットショップを開設し、大阪市浪速区新世界の通天閣でカウントダウン・イベントを開催。「大阪のうもいもんを買うてや」と広報担当副知事のもずやんが観光客らに記念うちわを配り大阪産(もん)の名品の数々をアピールした上、なんと、ビリケンさんに商売繁盛を祈願するなどし意気込みのほどを見せるなど盛り上がりをみせた。
大阪の特産品を3割引きで販売
このネットショップは「大阪いいもん・うまいもん市」。販売商品は約140点で、主な商品はおこし、カステラ、いか焼き、おぼろ昆布などの大阪産(もん)名品や、堺の包丁、トンボ玉などの伝統工芸品だ。いずれも通常価格の3割引で販売する。 国の地方創生交付金約1億8000万円を割引原資に充て、来年3月までに6億円の売り上げを見込む。地方創生交付金を活用したネットショップ事業は茨城県などで始まっており、関西では大阪が初めてだ。
もずやんがビリケンさんに商売繁盛を祈願
通天閣の展望台で開かれたカウントダウン・イベントに、もずやんが登場。もずやんは広報担当副知事に加え、今年6月から「大阪産(もん)・大阪製品営業本部長」を兼務している。 もずやんがモニター画面に向かってカウントダウンすると、正午ジャストに「大阪いいもん・うまいもん市」のショップ画面が現れ、ショップ開店を宣言した。 通天閣は夏休みを迎えて朝から長蛇の列。もずやんは内外から訪れた観光客に愛敬をふりまきながら、記念うちわと名刺を配布した。新世界アイドルのビリケンさんの足の裏をなでて、ネットショップの商売繁盛を祈願。府担当者は「購入しやすい3割引ですので、大阪の特産品を全国の皆さんに知っていただくきっかけになれば」と話していた。詳しくは「大阪いいもん・うまいもん市」の公式サイトで。
話題の「もずやん」登場でPR効果絶大!?
さて、今回PR活動に登場したもずやん、昨年9月に登場以来、メディアなどで見かけることが多い。それもそのはず、府の担当者によると、7月の活動は37件(前年比24件増)で、増加稼働率は284%と驚異的な数字となっている。 昨年11月にはツイッターも開始。現在のフォロアーは2日までに7400件以上を数える。もずやんを見て「懐かしさ」を感じる人も多いかもしれない。それもそのはず、1997年に大阪で行われた「なみはや国体」のモッピーとして活躍していたからだ。 昨春まで府庁では90体を超えるゆるキャラがおり「キャラクターの統一を」という声があがり、この当時のモッピーが選ばれた。しかし、大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」に同名のキャラがいたことから改名することに。そこて、後に「もずやん」という名となり、風貌も変わった。 登場後は「くまモン」と会談したり、全国ネットのテレビ番組にいくつか出演。4月からは「『もずやん』を大阪府広報に積極的に活用するという方針」を出し、4月以降様々な全国ネットのテレビなどに出演するなど、フル回転の活躍ぶりだ。 担当者によると「前よりかわいくなった」との声も多いとのことで人気も上昇。こうしたイベントに登場しては、様々なPR効果を生みそうだ。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)