去年大量へい死の陸奥湾ホタテ 秋の実態調査始まる 青森県青森市
RAB青森放送
陸奥湾ホタテの成育状況を調べる秋の実態調査が今日から始まり、稚貝のへい死率は一部の漁協で3割ほどと猛暑の影響を受けた去年よりも回復していることがわかりました。 調査は湾内10漁協の26地区で県などが4日間調べます。 このうち青森市の後潟漁協では沖合2か所の養殖施設のカゴから今年生まれた稚貝と来年親になる新貝が引き上げられました。 その結果、死んだ割合、へい死率は後潟漁協では稚貝が29%、新貝が21%で去年から10%回復し平年並みでした。 一方で、稚貝の大きさは平均で2.2センチと平年よりも小さく、成長に遅れが出ていることがわかりました。 ★後潟漁協 山口隆治組合長 「去年よりは良いかな 今の段階では(平年に比べて)水揚げ量が6割から7割くらいは確保できるのでは」 調査結果は来月中に発表されます。