早くもヤンキースを悩ませるマー君の来オフ決断
「今オフのFA選手、リッチ・ヒルのような選手は、最終的にはヤンキースに入ってよかったと思うことになるかもしれない。(バック・トゥ・ザ・フューチャーのように)1年後になってみないと分からないだろうが」と、同記事はリッチ・ヒルの名前を挙げた。ヒルは、今季トレード期限ぎりぎりでドジャースにトレードされ、ポストシーズン進出に貢献した先発左腕。アスレチックス、ドジャースで12勝5敗の数字を残して、今オフ、投手補強をもくろむチームが狙っているFAの目玉の一人だ。 トレードでは、ホワイトソックスの左腕エースであるクリス・セールの名前が挙がっているが、「キャッシュマンはファームのよい選手をセールとのトレードに使いたくない意向を示している」と見ている。 「ヤンキースの先発投手陣は人材不足だ。セベリノがこの後も成長し続けてくれることが最も重要なこと。彼とセサ、ミッチェル、グリーンが真の先発投手になってくれれば、ヤンキースは少しは再建できるが、もし若手が成長しなければ、来年29歳になる田中が、最もヤンキースに影響を与えることになる。何が起ころうと、恐らく彼の存在が最も影響を与えることになるだろう」と、記事ではヤンキース再建の鍵がマー君にあることを強調した。名前の出た若手のセベリノは3勝8敗、セサは4勝4敗、ミッチェルはわずか1勝、グリーン2勝4敗と、一皮もふた皮も剥けないと戦力としては計算できないのである。 先発投手陣をどう補強するのか。そして、来オフに待ち受けるマー君の決断。ヤンキースは、マー君がどんな決断を下すか、2つのパターン想定しながら、今オフのチーム編成に臨まねばならなくなった。