阪神3選手が球宴ファン投票選出 45万1456票集めた才木浩人、鷹・近藤健介にリベンジ誓う「真っすぐでやり返したい」
「マイナビオールスター2024」(第1戦=7月23日・エスコンフィールド北海道、第2戦=同24日・明治神宮野球場)の出場選手を決めるファン投票の最終結果が2日に発表され、阪神から3選手が選出された。 先発投手部門では才木浩人投手(25)が45万1456票を集めて初選出。今季は両リーグトップの8勝(2敗)、セ・リーグ2位の防御率1・20と好投を続ける右腕は2位の東(DeNA)に22万7028票差をつける圧倒的な支持を得た。夢舞台の切符をつかみ、「そういう形(大差)でファンのみなさんに選んでいただいたということですごくありがたいですし、ファンの方に喜んでもらえるようなパフォーマンスがオールスターでできればいいかなと思います」と意気込みを語った。 右腕にとって印象的な過去のオールスターの名場面は「ベタですけど、球児さんが〝申告真っすぐ〟で三振を取ったシーン」。2006年第1戦(神宮)の九回に登板した藤川球児(阪神)が直球宣言を繰り出してカブレラ(西武)、小笠原道大(日本ハム)から連続空振り三振を奪い、火の玉ストレートの脅威を見せつけた。才木が球宴で対戦したい打者に挙げたのは、6月16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でソロアーチを浴びている近藤で、「ホームランを打たれているので、やり返したいという気持ちがある。真っすぐを打たれているので、真っすぐでやり返したい」。18年前の藤川氏同様、武器の力強い直球でファンを沸かせる意欲を明かした。 そのほか、中継ぎ投手部門では岩崎優投手(33)が51万9818票を集めて4年連続4度目の選出となり、「個人的にはすごくいいシーズンというわけではないんですけど、そんな中で投票していただき、感謝しています」。近本光司外野手(29)は89万6913票を集め、外野手部門トップで2019年から5回連続選出(2020年は新型コロナウイルスの影響により中止)。昨年はけがの影響で出場を辞退しており、「今年はしっかりとその舞台に立って、楽しくプレーできたらいいなと思います」と胸を躍らせていた。 今後は4日に選手間投票、8日に監督選抜、17日にプラスワン投票で選出された選手がそれぞれ発表される。