首里城正殿、再建工事の現場をデジタルツインで公開 清水建設が「見せる復興」で バーチャルでより間近に体験
2026年秋の完成に向けて首里城正殿の再建工事を担当する清水建設は、国と沖縄県がテーマに掲げる「見せる復興」を受けて、工事現場を撮影したデジタルツイン(VRデータ)を、首里城公園のホームページと清水建設コーポレートサイトで公開している。 【動画】中を歩いているみたい! 首里城の復元工事をデジタルツインで体験
普段は見学エリアからしか見ることができない復元工事の現場の様子を、VRで間近で見ることができる。 デジタルツインは、正殿外周の作業通路上105カ所から360度カメラで撮影した映像をつなぎ合わせ、素屋根(すやね)内の空間をバーチャルに再現した。実際に素屋根内にいるような感覚を体験でき、正殿1階から3階までの外装の仕上がり状況を確認できる。 第1弾として8月に公開された映像は、7月11日に撮影した。同社によると、今後2~3カ月ごとにデータを更新する計画で、第2弾は9月中に撮影・公開する予定だという。 首里城正殿の工事現場は現在、正殿を覆う素屋根の一部に一般来場者が見学できる区画を設け、再建過程を見ることができるようになっている。内装工事が主体になる今後は、見学エリアからは工事の様子が見えにくくなる。そのため、清水建設は「見せる復興」でデジタルツインを活用することにした。 清水建設コーポレートサイト: https://my.matterport.com/show/?m=Rcg1mNfeMJf
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd