写真：レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パーク

吉田正尚が外野手として活躍しているだけでなく、過去に野茂英雄氏がノーヒットノーランを達成したチームであるため、日本人にはなじみのあるチームだろう。そんなレッドソックスが所属するア・リーグ東地区は激戦区で、昨季は5位に甘んじることとなったが、オフに補強を行って今季の復活を目指している。本記事では、レッドソックスの基本情報や注目選手などをまとめて紹介する。 【動画｜MLB公式番組】大谷翔平がアメリカの老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の表紙に！

◎ボストン・レッドソックスの基本情報

チーム名（略称）：ボストン・レッドソックス／ Boston Red Sox（BOS） 本拠地：フェンウェイ・パーク／ボストン 所属リーグ：アメリカン・リーグ 東地区 オーナー：ジョン・ヘンリー 監督：アレックス・コーラ 昨年成績：地区5位 ポストシーズン進出：13回 地区優勝：6回 リーグ優勝：9回 ワールドシリーズ優勝：9回 フェンウェイ・パークはレフト後方に10m上の高さのある通称「グリーン・モンスター」が有名な球場だ。チームは2022年から2年連続最下位と厳しい状況にあり、昨季は78勝84敗（首位と23.0ゲーム差）と東地区で唯一の勝率5割を切るチームとなってしまったが、球団創設120年以上の歴史を持つチームがこのままで終わるはずはない。今季は2018年以来となる地区優勝を目指す。

◎2024シーズン 注目選手

何といっても、オリックス出身の吉田正尚だろう。昨季の活躍を考えると、2年目となる今年の活躍も期待できそうだ。ともに打線の中軸を担うラファエル・デバース やクリストン・カサスを含め、攻撃陣に注目が集まる。

注目選手❶：吉田正尚

吉田正尚

年齢：30 背番号：7 ポジション：外野手 メジャー年数：2年目 契約 / 年俸：5年9000万ドル / 1800万ドル 2023シーズン成績：打率 .289｜155安打｜15本塁打｜72打点｜8盗塁｜OPS .783 主なタイトル：なし 2015年のドラフト1位でオリックスに入団し、2022年にポスティングシステムにより日本人野手最高額でレッドソックスと契約。シーズンを通して中軸を務め、日米通算1000安打を記録するなど存在感を見せつけた。ただ、終盤は打撃面での不調もありスタメンを外れる日も多くなったほか、守備面では大きな課題を抱えているというデータも。MLBでもすでに「マッチョマン」の愛称で知られるようになったその筋肉で、今季はチームをプレーオフに導くことができるだろうか。