右膝手術から3週間のジョコビッチ、ウィンブルドン出場は「タイトル争いができるときだけ」【テニス】
ジョコビッチ「タイトル争いをするのに十分な状態であるときだけプレーする」
世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、7月1日開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)について「タイトル争いができる」ときだけ出場するとし、その決断は金曜日のドロー抽選会の前にするとした。 【動画】ジョコビッチ、手術から3週間…ウィンブルドン会場で早くも練習 5月に37歳の誕生日を迎えたジョコビッチは、先の「全仏オープン」(フランス・パリ)4回戦で右膝を負傷。準々決勝を棄権し右膝内側半月板損傷と診断され、オリンピックイヤーに試練を迎えた。 しかし、6日には手術の成功をファンに報告。「一日も早くコートに戻れるよう、健康でいられるようにベストを尽くす。このスポーツへの愛が強く、最高レベルで戦いたいという思いが僕を支えている」と綴ると、15日には「前進」と添えて復帰に向けたトレーニングに励む動画を公開している。 そして7月1日に開幕する「ウィンブルドン」の出場可能性を残しており、すでに会場で練習を開始。右膝にサポーターを着けて、1年ぶりの芝の感触を味わった。 練習終わりにはイギリス『BBCスポーツ』に対して、「数試合プレーするためにここに来たわけではない」と勝つためにウィンブルドンに来たと述べ、「大会で勝ち進みタイトル争いをするのに十分な状態であるときだけプレーする。そうでないなら、他の選手にプレーするチャンスを与える」とコンディションによっては欠場する可能性も示唆。 「リハビリは毎日正しい方向に進んでいるし、少しずつ良くなっている。それが僕に希望と励ましになっている」と順調な回復具合がより一層のモチベーションアップにつながっているとした。開幕まで1週間を切ったウィンブルドンに果たしてジョコビッチは出場することができるのだろうか。
Tennis Classic 編集部