八村塁の“協会批判”に波紋止まず 続投が決まったホーバス体制に疑問の声も「今回の発言は重い」「強い意志を感じる」
日本バスケ界のスーパースターの発言が話題となっている。 NBAの名門レイカーズに所属する八村塁が、現地時間11月13日に行われたグリズリーズ戦後の会見で日本バスケットボール協会に対する異例の批判を展開。その踏み込んだ内容がファンの間で小さくない衝撃を生んだ。 【画像】八村塁も日本代表のユニでプレー!男子日本代表での様子 赤裸々な告白だ。会見中に日本代表の現状について問われた八村は「やり方というか、そういうところがあまり僕としてはうれしくないところがあって……」と切り出し、「僕もNBAでやっている中で、強化とか子どもたちのためとか、日本のバスケを強くしていくためにやってきている。けど、日本代表の中でその目的じゃなく、少し僕が思うに、お金の目的があるような気がする」と協会の姿勢を辛辣に批判。 さらにトム・ホーバスヘッドコーチの続投が決まった現体制についても「僕らは日本代表の男子のトップのプレーヤーたち。日本代表にふさわしい、男子のことを分かっている、アスリートとしてプロとしてやっていた、プロとしてもコーチをやったことのある、そういう人がコーチになってほしかった」とキッパリ。「今回こうなってしまったのは、僕としても残念」と明確に不満を口にした。 さらに八村は自身の公式Xで、今回の会見内容を擁護する一般ファンの投稿を4連続でリポスト。日本協会や広告代理店、テレビ局が利益追求に傾倒しすぎているとの意見や、ホーバスヘッドコーチの指導方法に言及した内容を共有した。 世界最高峰の舞台で活躍を続ける絶対的なエースが、協会の体制に真っ向から疑問を呈するのは、異例中の異例。2028年のロサンゼルス五輪に向けた強化が進む中での一大事にファンも騒然。Xでは「今回の発言は重い」「再現性が高く戦えるホーバスバスケを支持する」「和解してくれ」「強い意志を感じる」といった驚きの声が相次いでいる。 このまま八村は代表引退となってしまうのか。両者の歩み寄りがあるのかどうかが注目される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]