県内初 野生イノシシの豚熱感染を確認【愛媛】
県は1日、西条市で6月に捕獲された野生のイノシシが豚熱に感染していたと発表しました。 野生のイノシシが豚熱に感染していることが確認されたのは県内で初めてです。 県によりますと、捕獲されたイノシシは体長約70cm、体重約40kgで、6月28日に西条市内で捕獲されました。 家畜病性鑑定所で遺伝子検査をしたところ、豚熱感染への疑いが出たため、さらに専門の機関で検査を実施。 1日夜になって、農林水産省が豚熱の陽性と判断しました。 ただ、県内で飼育されている豚などはワクチン接種をしているため大きな影響はないとみられ、県は移動制限や消毒ポイントなどを設置することはないとしています。 また、豚熱が人に感染することはなく、ワクチンを接種した豚や、万一、豚熱に感染した豚やイノシシを人が食べても、健康に影響はないということです。 県は、感染が確認されたイノシシを捕獲した場所の半径10キロ圏内で、捕獲されたイノシシなどの検査を強化する方針です。