「なんで起用?」「説明責任を果たして」神田沙也加さんの元恋人・前山剛久の舞台復帰で演出家にも飛び火
故・神田沙也加さんの元カレで、2022年6月末で芸能界を引退した前山剛久が、9月8日、インスタグラムで舞台復帰を発表した。 「新宿の小劇場で11月に上演される『ある日の通り雨と共に』という舞台です。出演者の並びを見ると、前山さんは、物語のカギを握る役どころを担うと思われます。しかしこの舞台、『~「やさしさ」とはなんですか?~』というキャッチコピーがついており、これが神田沙也加さんのファンの反感を買っているようです」(演劇専門誌記者) さらに舞台の脚本・演出を務めた畑中慎太郎氏は、Xで《いつもと変わらずに妥協なく真っ直ぐに作品と向き合い、ご来場いただけるお客様に「足を運んで良かった」と思っていただける作品を創ります》と公演のアナウンスをした。ところがこの投稿に、違和感や怒りをぶつけるポストが多数集まっている。 《なんで前山を起用したんですか? あなたの説明を聞きたいです》 《キャスティングに問題ある時点で足を運んで良かったな、という作品にはならないのが一般の考え方です》 《畑中慎太郎様。前山剛久の説明責任を果たしてから、開演日を迎えてください。日本のミュージカル界にどれだけ大きなショックを与えどれだけの希望を失ったか。皆様はよくご存知のはずです》 その後、前山、畑中氏ともに沈黙を続けている。 「畑中氏は2021年、元HKT48の兒玉遥と2.5次元俳優の中尾拳也をW主演で起用した映画『徒桜』を監督。舞台公演の脚本やプロデュースをメインに活動しています。彼が手掛ける作品には、若手が起用されることが多い印象で、前山さんとも繋がりがあったのでしょう。 前山さんにとっては、2021年のミュージカル『マイ・フェア・レディ』以来、3年ぶりの舞台。この舞台の札幌公演中に神田さんが急逝しています。それから芸能活動を休止していた前山さんは、2023年に韓国に留学して1年間レッスンを積んだとインタビューで明かしています。そこで培った技量が舞台でどう発揮されるのか。復帰作は彼の実力が試される場になるはずだったのでしょうが、それ以前に起用自体への疑問が殺到してしまいました」(演劇関係者) 8月27日発売の「週刊女性」のインタビューで前山は、「思い詰めてしまったのだとしたら、僕との関係にもその一因があったのではないかと思っています」と神田さんの死去について責任の一端を認めている。世間に復帰が受け入れられるまでには、まだ時間がかかるのかもしれない。