1月7日は「七草の節句」 スーパーでは七草がゆの特設コーナーを設置 七草にちなんだ恒例行事「鳥追い」も行われ、小学生が「ホーホー」 鳥取県鳥取市
日本海テレビ
1月7日に七草のおかゆを食べると、元気に1年を過ごすことができるといわれています。鳥取市内のスーパーでは、七草がゆを買い求める人が訪れていました。 春の七草が入ったおかゆ。セリ、ナズナ、ゴギョウなどが入り、1月7日に七草がゆを食べることで、その年を健康に過ごせるといわれています。 鳥取市のスーパーでは、1月4日から店舗入り口近くに特設コーナーを設置。春の七草が入ったパックとレトルトのおかゆが並び、コーナーの前で足を止め、購入する人がいました。 買い物客 「今日まで元気でこれたっていうのも、やっぱりそういう四季折々のいろんな行事に参加するというか、行事を大事にしてっていうことですね」 買い物客 「健康第一で。やはり昔からの言い伝えはしっかり守って、今年も元気いっぱいで頑張るぞという」 また、七草がゆには、塩分などが多い正月料理で負担がかかった体を整えるといわれています。 エスマート湖山店 西山連 店長 「胃腸が疲れているというので、七草がゆを食べて、胃腸を休めて健康に過ごしてほしいと思います」 ◇ ◇ 一方、鳥取市の「河原歴史民俗資料館」では、1月6日に一足早く、七草にちなんだ恒例行事が行われました。 児童 「日本の土地に渡らぬ先に七草なずなをそろえてホーホー」 河原第一小学校の児童30人が行っていたのは、五穀豊穣(ごこくほうじょう)と無病息災を願う「鳥追い」という行事。児童は、すりこぎと火箸、包丁を使って春の七草が乗ったまな板を打ち鳴らします。そして、声をそろえて「唐土の鳥が 日本の土地に 渡らぬさきに 七草ナズナを そろえてホーホー」と歳時歌を3回唱え、農作物を食い荒らす鳥や獣を追い払いました。鳥追いが終わったら、地元の人たちが作ったおもち入りの七草がゆをみんなでいただきます。子どもたちは、口いっぱいにお餅やおかゆを頬張り、季節の味を味わいました。 児童 「詩を覚えて、ちゃんと大きな声で言えることが楽しかった」 「楽しく過ごせるような年にしたいです。(おかゆは)100点満点でおいしかったです」 谷幸彦 会長 「みんな元気であればあるほど、朗らかな笑い声も聞こえますしね、やっぱり社会が楽しくなるんじゃないでしょうかね。とにかく明るい1年になってほしいと思います」 「河原町民俗行事を語る会」は、来年以降もこの伝統行事を続けていきたいとしています。