【クマ出没注意】被害拡大を懸念－注意報から警戒レベル引き上げ、県が「クマ出没警戒警報」発表【新潟】
新潟県妙高市で、県内で今年度5例目となるクマによる人身被害が出たことを受けて、県鳥獣被害対策支援センターは『クマ出没警戒警報』を発表し、11月30日までをクマ出没警戒強化期間としました。 妙高市では5日午後、80代女性が自宅近くの畑で体長約1mのクマに襲われて頭などにケガを負っています。この秋は、エサとなるブナの実が不作で、冬眠前にエサを求めるクマが人里に出る可能性が高いことや、4月から8月のクマ出没件数が過去最多の660件に及んでいることなどから、これまで出していた『クマ出没警戒注意報』から『警報』に警戒レベルを引き上げました。 クマの出没が多い年は、人身被害が9～11月に集中していて、県は県民にクマから命を守る行動をとるよう呼びかけています。 新潟県から県民への「お願い」 ・地域のクマ目撃情報を確認し、クマのいるところには近づかない ・複数で行動し、ラジオや鈴など音の出るものやクマ撃退スプレーを携行する ・クマの活動が活発な早朝や夕方の入山を避ける ・エサとなる生ごみや不要となった果樹は適切に処分する ・クマと出会ったときは慌てずゆっくり後退する ・襲われた場合、地面に伏せて頭・首・腹を守る(両手で首の後ろをガードする)
