9月の機械受注、民間需要は0・7%減の8520億円…3か月連続マイナス
内閣府が18日発表した9月の機械受注統計で、企業の設備投資の先行きを示す「民間需要」(船舶・電力を除く、季節調整値)は前月比0・7%減の8520億円だった。マイナスは3か月連続。基調判断は「持ち直しの動きに足踏みがみられる」で据え置いた。
世界経済の減速懸念を背景に設備投資への慎重姿勢が強まっており、市場予想を下回った。
製造業が0・01%減の3883億円、非製造業は1・5%増の4537億円だった。製造業は、電気機械から大型コンピューターや半導体製造装置などの受注が減った。非製造業では、運輸業・郵便業からコンベヤーなど運搬機械の大型案件があった。
同時に発表された7~9月期の民需は、前期比1・3%減の2兆5850億円と2四半期連続のマイナスとなった。10~12月期は5・7%増の2兆7314億円とプラスを見込んだ。