【写真：Getty Images】

　FAカップ準決勝、マンチェスター・ユナイテッドvsコヴェントリー・シティの試合が現地時間22日にウェンブリー・スタジアムで行われ、PK戦の末にユナイテッドが勝利した。英メディア『90MIN』は、2部チーム相手に辛勝したユナイテッドに対して厳しい評価を下している。 【画像】マンチェスター・ユナイテッド最新スタメン＆フォーメーション 　イングランド2部のコヴェントリーに対して、58分までに3点のリードを奪ったユナイテッドはそのまま決勝進出を決めるかに思われた。しかし、71分から試合終了までの20分で立て続けに3ゴールを決められてしまう。結局、両チームともに延長で得点することができず、試合の行方はPK戦に委ねられた。最終的に、ユナイテッドがPK戦を4-2で制して、決勝に駒を進めている。 　同メディアは、「屈辱的な勝利だ。ユナイテッドの何が間違っていたのか」と題して、この試合におけるチームの問題点を次のように述べている。 「基本的に、試合前のサポーターはユナイテッドがFAカップ決勝への出場権を余裕で確保していたと考えていただろう。本質的に、それが試合の最後の20分でユナイテッドが2部チーム相手に圧倒された理由だ。試合に勝ったと思ったチームはアクセルを緩め、プレーを止め、決勝進出を危うくした」 　また、ユナイテッドのFWアントニーがPK戦での勝利を決めた後に、コヴェントリーの選手たちに対して挑発的なジェスチャーをしていたことについても、「ふざけた態度だ。スタジアムにいた人だけではなく、試合を観戦していた世界中の人々からSNSを通して批判されるのも当然である」と、軽率な行為を犯した同選手に対して厳しい言葉を送っていた。 　ユナイテッドのCB陣は故障が相次ぎ、本職のCBとして出場できたのはハリー・マグワイアだけだった。そのため、この試合では本来MFのカゼミロがCBとして先発出場している。 同メディアは、怪我人が重なったことについては同情的だったものの、カゼミロのパフォーマンスについては、「彼をCBとして起用したことで最終ラインのスピードは失われた。このブラジル人選手は、試合中常に体に重りをつけて走っているように見えた」と、痛烈に批判していた。