中国の過剰生産、ルメール仏財務相がG7としての共通評価求める
(ブルームバーグ): フランスのルメール財務相は、中国の過剰生産に対する評価で主要7カ国(G7)がまとまる必要があるとの考えを示した。
ルメール氏はイタリア・ストレーザで行われているG7財務相・中央銀行総裁会議で「中国は経済パートナーだが、同国には過剰生産がある。G7は産業利益を保護するため団結した姿勢を示さなければならない」と述べた。
ルメール氏が中国の過剰生産に対する共通の評価を呼びかけている一方で、米国や中国、欧州連合(EU)は一段と強硬な貿易措置を準備している。
同氏は中国の過剰生産を明確に評価し、この問題に対処するための「最も効率的な手段」を検討する必要があると述べた。さらにこの問題の分析では、国際通貨基金(IMF)の関与もあり得ると述べた。
「貿易戦争は絶対に避けるべきだ」とルメール氏は言明し、「貿易戦争は米国や中国、欧州、世界中どの国にとっても利益にならない」と続けた。
原題:France Calls for Shared G-7 Assessment of China Overcapacity (1)(抜粋)
--取材協力:Kamil Kowalcze、Tom Rees、Alessandra Migliaccio、藤岡徹、Jorge Valero、Viktoria Dendrinou、Oliver Crook.
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William Horobin