（写真：山形新聞社）

　第77回秋季東北地区高校野球大会は12日、福島県で開幕する。春の選抜大会の出場校が今大会の成績を基に選考される。県勢は12日に第3代表の山形中央が、13日には第1代表の鶴岡東と第2代表の日大山形がそれぞれ初戦に臨む。 　鶴東は、学法石川（福島第3）と久慈（岩手第3）の勝者と対戦する。鶴東は県大会を5試合で失策ゼロの堅守と巧打で勝ち上がった。2番津田歩叶、3番松下哉大が打率4割超を記録。投打ともに厚い選手層で上位を目指す。 　日大は八戸学院光星（青森第2）とぶつかる。打率5割の1番小川大智、4割4分4厘の2番渡辺知起が好機をつくる展開で主軸につなげたい。複数が140キロ超の速球を持つ投手陣がどこまで試合をつくれるかも見ものだ。 　県勢の先陣を切って登場する山中央は大曲工（秋田第3）と顔を合わせる。県大会で34回2／3を投げたエース小坂楓は防御率0.26と安定感が際立っていた。狙い球を絞らせない投球で接戦に持ち込みたい。

　選抜大会の東北出場枠は3校。順調に試合が進めば、決勝は19日に同県いわき市のヨークいわきスタジアムで行われる。