田中食品 田中孝幸社長 健康は世界共通 変化とらえ可能性広げる
一番のテーマは健康
――このほど、「ガラスびんアワード」で「タナカのプレミアムギフトセット」が優秀賞を獲得しました。どういった商品ですか。 田中 広島には世界各国から多くの人が訪れる。今までにないお土産用のふりかけで、世界に向け平和を発信しようと考案した。昨年、広島でG7サミットが開かれるのに合わせて商品化した。 一見すると陶器のようだが、実際は砡ガラスを使った白いびんだ。見た目と違い手に持つと意外に軽い。ラベルをはがすと厳島神社や牡蠣が現れる。こうした点が評価されたと考えている。 ――今後、取り組むべき課題を教えてください。 田中 「旅行の友」の次の柱になる商品を作る。ロングセラーに頼るばかりではなく、もっと世の中の役に立てるよう新しい商品を開発する。一番のテーマは健康だ。これだけを食べておけば大丈夫というくらいの、健康的な商品を作り世界の健康に貢献したい。 国内の人口は減るが、販売ルートを広げればまだまだ伸びる要素はある。今まで通りに残すべき部分は残し、そうではない部分の変化を捉えれば可能性は広がる。