エンバペ、給与未払いなどでPSGに対して約170億円を要求!フランス紙報道|リーグ・アン
今夏レアル・マドリードに加入するフランス代表FWキリアン・エンバペが、古巣となるパリ・サンジェルマン(PSG)に給与未払いなどによって1億ユーロ(約170億円)の支払いを求めているという。フランス『レキップ』が報じた。 エンバペ側は4、5、6月の給与、報奨金、忠誠ボーナスが未払いであるとして、リーグ・アンのプロフットボール憲章259条「各クラブは契約選手に対して、遅くとも毎月最終日に給与を支払わなければならない」に基づき、PSGに1億ユーロを要求しているとのこと。エンバペ側とPSGは現状、前者の警告から連絡を取り合っている段階で、まだ訴訟には至っていないようだ。 エンバペはPSGと今季まで結んでいた契約を延長せず、フリーでレアル・マドリードに加入することが決定していた。しかしながら『レキップ』によれば、PSGはエンバペと契約延長を結んでからの売却や給与支払いを抑えることで、同選手のために費やした金額の内1億8000万ユーロ(約307億円)を取り戻す算段だったとされる。エンバペ側が口頭ながら一部金銭の受け取り放棄を約束していたこともあって(その約束のために契約延長を拒否した後の全体練習復帰が実現したという)、同クラブは4月以降の支払いを取り止めていたとのことだ。 エンバペ側とPSGは今後も、裁判沙汰に発展させぬよう交渉を続けていくとされるが、いずれにしても両者の関係は悪化の一途をたどっているようだ。