「令和のコメ騒動」経て2025年の県産米の生産量の目安を6年ぶりに引き上げ 2600トン増の17万9300トン余りに設定 価格高騰に歯止めがかかるかは見通せず
長野県などは2025年産の県内の主食用のコメの生産数量の目安について、今年に比べ1.5%増やすことを決めました。 県農政部や農協グループなどでつくる県農業再生協議会は26日、会合を開き、2025年産のコメの生産量の目安について、今年に比べおよそ2600トン多い17万9300トン余りに設定しました。 目安値の引き上げは6年ぶりです。 県農政部では引き上げの背景について、高温により全国的にコメの品薄が続き、高品質な県産米の需要が高まっていることなどをあげています。 県農政部 細田善宏さん: 「在庫量が増えるという形になりますので、品薄感というような物は解消されていくのではないかなと思っております」 またコメの値上がりについては…。 県農政部 細田善宏さん: 「(生産者は)赤字の状態のまま作り続けられていたということがありまして、今回コメの価格が上がることによってようやくコストに見合う価格になってきているので、すぐに価格が下がるかというのは今後の見通し次第」 協議会では、今後も需要改善を図りながら、価格の動向を見守りたいとしています。
信越放送
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