実家暮らしの新卒です。給料「手取り19万円」ですが、家にいくら入れるのが妥当か知りたいです。
新卒で実家暮らしをしている人にとって気になることは「家にいくら入れたらよいか」でしょう。実家暮らしをすることで家賃・水道光熱費・食費などが浮くため、自由に使えるお金は増えますが、実家に負担をかけないためにも、浮いたお金の一部を家に入れることは大切です。 そこで今回は、実家暮らしをしている人が実際にいくら入れているのか調べてみました。金額を決める際のポイントもご紹介しますので、参考にしてみてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
実家暮らしの人が家に入れる金額の目安
保険マンモス株式会社が実家暮らし中の男女500人を対象に実施したアンケート調査によると、家に入れている金額の平均は4万257円でした。最低額は1000円、最高額は28万円で、お金を入れていないと回答した人は全体の26%でした。 年代別でみると、19歳以下で「入れていない」と回答した人は58%、入れている金額の平均は2万5663円です。20~30歳で「入れていない」と回答したのは36%、入れている金額の平均は3万3623円で、年齢が上がると平均金額も高くなる傾向にあります。 新卒の人が相場を基に家に入れる金額を決める場合は、3万円~4万円ほどが妥当であるといえるでしょう。収入によってはお金を入れることが難しいケースも考えられますが、手取り19万円であれば、平均またはそれ以上の金額を入れてもよいかもしれません。
実家に入れる金額を決める際のポイント
実家に入れる平均金額は約4万円ですが、これはあくまでも平均であり、実際に妥当であると考えられる金額は自分の収入や実家の経済状況によって異なります。実家に入れる金額を決めるポイントとして、以下の2つが挙げられます。 ■実家暮らしで浮く金額を確認してみる 実家暮らしをすることで浮く金額を確認して、家にいくら入れたらよいか決めることもできるでしょう。総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、単身世帯の消費支出は月平均16万7620円でした。 実家暮らしをすることで、以下の項目および金額が浮くと考えられます。 ・食料:4万6391円 ・住居:2万3815円 ・光熱・水道:1万3045円 上記項目の合計は8万3251円ですから、これを基に家に入れる金額を決められるでしょう。なお同調査では、持ち家の人や家賃の低い地域に住んでいる人も含まれるため、住居の金額が低くなっていると考えられます。実際にアパートを借りると、家賃はもっと高くなる可能性もあるでしょう。 実家暮らしで浮く金額を計算してみて、全額を自由に使うのではなく、その一部を家に入れることを考えてみるとよいでしょう。 ■家に入れる金額について実家と相談してみる 実家と相談して、家に入れる妥当な金額を決定することもよいでしょう。実家が経済的に余裕がある場合は「いらない」といわれる可能性もありますが、経済状況によっては援助を期待しているかもしれません。自分の収入や実家の家計など、さまざまな要素を考慮して、双方が納得できる金額を話し合えます。 場合によっては「いくらでもかまわない」「いらない」などといわれるケースも考えられます。しかし自由に使えるお金が多いと、浪費癖がついてしまう可能性がある点に注意が必要です。将来一人暮らしをする場合に備えて、浮いたお金は貯金や投資をするなどして、自立のための準備ができるかもしれません。