【MLB】ヤンキースがウィーバーの来季オプションを行使 年俸は250万ドル 今季ブレイクした31歳右腕
日本時間11月2日、ヤンキースは右腕ルーク・ウィーバーの来季オプションを行使したことを発表した。31歳のウィーバーは今季ブレイクを遂げ、ポストシーズンではクローザーに。来季オプションが年俸250万ドルと格安のため、ヤンキースがオプションを行使することは確実視されていた。なお、ヤンキースはブルペンからクレイ・ホームズ、トミー・ケインリー、ジョナサン・ロアイシガ、ティム・ヒルがFAとなっており、今後の補強次第ではあるものの、来季もウィーバーは重要な役割を担うことになりそうだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 2014年ドラフト1巡目(全体27位)指名でフロリダ州立大学からカージナルスに入団したウィーバーは、2016年にメジャーデビューすると、主に先発投手として起用されてきた。2017~18年には2年連続で7勝を挙げ、2018年オフにポール・ゴールドシュミットのトレード要員としてダイヤモンドバックスへ移籍。ダイヤモンドバックスに加入した2019年も12先発で4勝3敗、防御率2.94と結果を残した。 ところが、2020年に1勝9敗、防御率6.58と大きく成績を落とすと、その後も思うような結果を残せず、2022年8月にはトレードでロイヤルズへ放出。シーズン終了後、ウエーバーでマリナーズへ移籍したが、1ヶ月も経たないうちにノンテンダーFAとなり、レッズと契約した。しかし、2023年はレッズでの21先発で2勝4敗、防御率6.87に終わり、8月に解雇。マリナーズに拾われるも、3週間足らずで戦力外となり、ウエーバーでヤンキースに加入した。 ヤンキースでは3度の先発登板で1勝1敗、防御率3.38とまずまずのピッチングを見せたため、オフに入って1年200万ドル+オプション1年で再契約。すると、今季は自己最多の62試合に登板して84イニングを投げ、7勝3敗4セーブ、22ホールド、防御率2.89、103奪三振とブレイクを遂げた。ホームズの不振もあってリリーフエースのような立ち位置となり、ポストシーズンでは12度の登板で1勝0敗4セーブ、1ホールド、防御率1.76と奮闘。ア・リーグ王者のヤンキースに不可欠な戦力となった。 今季酷使された影響が心配ではあるものの、来季の年俸250万ドルは今季の大車輪の働きを考えれば格安。ヤンキースがオプションを行使する判断をしたのは当然と言えるだろう。