スタメン総市場価値は215億円!サッカー日本代表“史上最強ぶり”を示すデータの数々…海外組もゼロから21人に
「現地での“日本熱”はすごいですよ。優勝候補の筆頭だと認められているのは間違いありません。初戦は、さすがに日本人サポーターの数は多くはありませんでしたが、取材していた海外メディアは、これまでのアジアカップのなかでいちばん多かったです」 【画像】中田英寿は、1998年のフランスW杯で注目を集め、大会後には12もの海外クラブが獲得に名乗りを上げた(写真・共同通信) こう語るのは、アジアカップ今大会を現地で取材する専門誌記者だ。彼の語る注目度は、数字にも表われていた。大会前に発表されたスポーツくじ「WINNER」によれば、日本の優勝オッズは1.2倍で断トツ。2位の韓国が3.4倍、イランが5.0倍と続く。 「“熱烈支持”の背景には、今回招集された日本代表26人に占める海外組の多さが挙げられるでしょう。海外組はじつに21人となり、そのほとんどが所属チームでレギュラーを張っていますからね。プロ化してから、日本が初めてW杯の桧舞台に立ったのは1998年フランス大会でしたが、このときのメンバーで、海外のチームに所属していた選手はゼロ。あの中田英寿でさえ、同大会の活躍から、ようやくイタリアのペルージャに移籍したほどです。前回のアジアカップでも23人中、海外組は14人に留まっており、4年間で日本サッカーのレベルが大きく飛躍したことが見て取れます」(スポーツ紙記者) データーサイト「Transfermarkt」によると、アジアカップに出場する各国の選手の市場価値ベスト10には、今大会選考外となった9位の鎌田大地を含め、日本人は6人がランクインしている。ランキング3位の三笘薫が出場していなかったにもかかわらず、イラク戦スタメンの総市場価値は215億円にも上った。 「10位の堂安律でさえ、約29億円に上ります。カタールW杯前はそれほど注目されていなかった彼が、同大会でドイツ、スペインを下した2ゴールは、それだけインパクトを与えたということでしょう。6位に伊藤洋輝(24・約35億4000万円)、5位に冨安健洋(25・約48億3000万円)、3位に三笘(約80億5000万円)と続きます。堂々のトップが久保建英。今季のスペインリーグが始まる前は約35億円にすぎませんでしたが、リーグ戦での活躍に加え、UEFAチャンピオンズリーグで多くのゴールに絡んだことで評価が急上昇しました。最新の推計では約93億円とも報じられ、アジア人としても歴代トップに。まだ22歳という若さを考えれば、市場価値はアジア人初の100億円突破も見えている状態です」 海外組の人気は、市場価値外にも見て取れる。欧州で取材するサッカージャーナリストは、ある“指標”を指摘するのだ。 「欧州で、ファンの注目度の高さの指標となるのが、ユニホームの売り上げです。三笘のユニホームの売り上げは、ブライトン公式グッズショップによると、圧倒1位なんです。彼のグッズは昨年の12月時点で売り切れとなり、今でも在庫切れです。彼の背番号と日本国旗がデザインされたTシャツが、いちばんの人気商品です。また、久保のユニホームの売り上げも好調。常にRソシエダードのトップ3に入っていて、海外からの注文も殺到しているということでした」 決勝トーナメントでは、厳しい道のりが日本代表を待ち受けているが……。その先の優勝には、今大会の賞金「約7億2000万円」以上の価値があるのだろう。
週刊FLASH 2024年2月6日号
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