海宝直人がイリュージョニストを演じるミュージカル、4年の歳月を経て世界初のフルバージョン上演決定
俳優の海宝直人が主演を務めるミュージカル『イリュージョニスト』が2025年3月から4月にかけて東京と大阪で上演されることが決まった。 【写真】イリュージョニスト・アイゼンハイムを演じる海宝直人 本作は2020年12月上演予定と発表された日英共同企画新作ミュージカル『The Illusionist-イリュージョニスト-』が、新型コロナウイルス感染症の影響を受け2021年1月に演出内容を変更してコンサートバージョンでの上演となっていた。この度4年の歳月を経てフルバージョンとして、待望の世界初演を迎える。 主役の幻影師(イリュージョニスト)アイゼンハイム役を海宝直人、皇太子レオポルド役に成河、公爵令嬢ソフィ役に愛希れいか、ウール警部役に栗原英雄、興行主ジーガ役を濱田めぐみと、2021年のコンサートバージョンと同様のキャストが再集結する。 スタッフ陣も脚本にピーター・ドゥシャン、音楽は若手作曲家マイケル・ブルース、そして演出にはミュージカル『タイタニック』をはじめ日本でも定評のあるトム・サザーランドと変わらぬメンバーが担当。 物語の舞台は19世紀末のウィーン、栄華を極めたハプスブルク帝国の斜陽。イリュージョニスト・アイゼンハイム(海宝)は、興行主ジーガ(濱田)と共に世界中を巡業していた。ウィーンでの公演中、偶然にもアイゼンハイムは幼い頃恋心を寄せ合った公爵令嬢ソフィ(愛希)と再会するも、ソフィはオーストリア皇太子レオポルド(成河)の婚約者となっていた。傾国の危機を救うために過激な思想に傾倒する皇太子に対し、ソフィは心の内では疑念を抱く。ひそかに逢瀬を重ね、変わらぬ愛を確かめ合うアイゼンハイムとソフィ。2人の間柄を疑う皇太子は、ウール警部(栗原英雄)に偵察させる。ついに密会を知った皇太子は、怒りのあまり剣を手にソフィの後を追いかけ…。ウィーンを舞台に、目の前に見えているものは果たして真実か、それとも虚偽なのか、観客に問いかける。 原作はピューリッツァー賞を受賞した作家、スティーヴン・ミルハウザーによる短編小説『Eisenheim the Illusionist(幻影師、アイゼンハイム)』。2006年にはエドワード・ノートン主演にて映画化され(2008年日本公開)、ウィーンを舞台に、天才幻影師と公爵令嬢の禁断の愛、傾国の危機が迫るオーストリア皇太子の苦悩、嘘と真実に翻弄される人間模様を巧みなストーリー展開と華麗なトリックで描き話題となった。 ■ミュージカル『イリュージョニスト』公演情報 公演日程・劇場 東京公演:2025年3月 日生劇場 大阪公演:2025年4月 梅田芸術劇場メインホール 出演 海宝直人、成河、愛希れいか、栗原英雄、濱田めぐみ 他 スタッフ 脚本 ピーター・ドゥシャン、作詞・作曲 マイケル・ブルース 原作 ヤーリ・フィルム・グループ制作映画『幻影師アイゼンハイム』/スティーヴン・ミルハウザー作『幻影師アイゼンハイム』 演出 トム・サザーランド 企画・制作 梅田芸術劇場 主催 梅田芸術劇場・アミューズ