せっかく緑の狸を追い詰められるチャンスが…「小池百合子と蓮舫のどっちが嫌いですか」公約無視、税金無駄遣い、散々なのに
東京都知事選が熱気を帯びてきている。現職の小池百合子都知事の学歴詐称疑惑がくすぶり続ける中、立憲民主党の蓮舫氏、日本一バズる市長こと安芸高田市の石丸伸二氏らが参戦を表明した。しかし大きな問題がある。「この人が絶対にいい」という人がいないという声の多さだ。ルポ作家の日野百草氏が取材した。
地元議員「蓮舫さんを応援しているけど勝てない」
「蓮舫さんには申し訳ないが、いまのままの彼女では勝てないと思う。投票日まで時間はないが、思い切って変えてかないと」 東京多摩地域の市議会議員は「応援していることは前提として」としながらも率直に語る。 「都知事になりたいのだから東京都の問題を話すべきだし、いつもの調子で国政と同じように与党叩きでは支持が広がらない。言葉もきつい。野党の議員というだけならそれも構わないが、1300万人の長になろうとするならそれでは理解されない」 東京都の人口は約1300万人、ベルギーやポルトガル、スウェーデンより多い。人口だけの問題でないにせよ、それだけ多くの都民の生活と国家規模の財政を背負う都知事は直接民主制で選ばれるだけに首都のリーダー、大統領にも例えられる。
批判は大事だが批判ばかりの人は愛されない
これまで2期8年の現職、小池百合子東京都知事に対する「NO」をつきつける形で立候補を表明した立憲民主党蓮舫参議院の蓮舫氏だが議席を投げうっての都知事選出馬、記者会見では「無所属で立候補する」としてこう述べた。※以下要約 「裏金議員や政治と金に問題がある自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットしてほしい国民の声がある」 「小池知事の公約はどこにいったのか、介護離職や残業、満員電車などどれもゼロになっていない」 として、「改革が私の政治の原点」と意気込みを語った。しかし先の市議会議員は「応援が前提」としながらも苦言が続く。 「批判は大事だが批判ばかりの人は愛されない。行動力だ、実務力だと言っても都道府県知事は大統領制に近い直接民主制、人気投票の面も大きい」 とにかく「批判ばかり」だった面を危惧しているということか。 「知事になりたいのなら批判ばかりでは難しい。それに野党議員が長いと政策実現という点で与党には劣る。仕方のない話だが、現実だと思う」
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