ヒートポンプ式温水給湯暖房機新型、パナソニックが欧州で9月発売 アパートや店舗向け
パナソニック空質空調社は14日、環境に配慮した自然冷媒「R290」搭載の業務用ヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)3機種を欧州で9月に発売すると発表した。集合住宅や店舗、オフィスなど向けに業界トップクラスのコンパクト化を実現した。 欧州で需要が伸長しているA2Wは、住宅向けが普及する一方、今後は集合住宅や店舗、オフィス向けの需要拡大が期待されている。さらに環境負荷低減の観点から、自然冷媒への注目が高まっている。 同社は23年2月末、スウェーデンの大手空調機器メーカー・システムエア社の業務用水循環型空調事業を買収。パナソニックが培ってきた空調技術に、システムエア社の環境テクノロジーを掛け合わせて開発したのが新製品。従来のラインアップでは、暖房能力3~16kWまでの6機種だったが、新製品では20、25、30kWをそろえた。今後も品ぞろえを拡充させる計画だ。
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