京都府警本部

　京都市発注の下水道工事に絡む汚職事件で、京都地検は9日までに、収賄の罪で、市上下水道局みなみ下水道管路管理センター（京都市南区）の40代男性主任を在宅起訴した。2日付。 【写真】「みなみ下水道管路管理センター」が入る京都市上下水道局総合庁舎 　起訴状によると、男性主任は、市発注の下水道工事で土木工事会社が下請けとして受注できるよう便宜を図った見返りに、2020年6月3日～12月22日、同社から山科区の自宅の外壁修繕工事（約20万円相当）を無償で受けた、としている。捜査関係者によると、同社側の贈賄罪は公訴時効（3年）になっている。 　市上下水道局では、今年7月、緊急で必要になった下水道復旧工事を巡り、下請け工事を受注した土木工事会社役員の被告の男（52）=贈賄罪で公判中=から現金10万円を受け取ったとして、同センター主事の被告の男（64）=収賄罪で公判中=が逮捕されている。