『離婚しない男』で〝村西とおる風〟弁護士を…水野美紀が〝怪演女優〟に生まれ変われた「驚きのワケ」
俳優の伊藤淳史主演(40)のテレビ朝日系連続ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』が20日にスタートした。 【スクープ撮】すごい…あのイケメン俳優のマンションからツーショットで姿を現した水野美紀‼ 大竹玲二氏のコミック『離婚しない男』(小社刊)が原作。伊藤演じる新聞社に勤務する主人公は、妻の不倫を目撃し離婚を決意する。親権を獲得するために不倫に気づかないふりをしながら証拠を収集、「日本での父親の親権獲得率はほぼ1割」という厳しい現実に立ち向かう姿を描くブラックコメディーだ。 今作は、3月で引退を表明している放送作家・鈴木おさむ氏(51)の脚本家として最後の地上波連続ドラマ作品となることで注目されていた。さらに、放送前には伏せられたままだったヒロインの不倫妻の役が、初回の放送で篠田麻里子(37)であることが判明、かつて不倫が報じられて離婚した彼女が実生活そのままのような役を演じることが話題になっている。 そんな中、今作では主人公が相談に訪れる弁護士事務所の代表役を演じる水野美紀(49)の演技も注目だというのだ。 「離婚裁判、とりわけ親権に関する事案については日本有数の実績を誇る敏腕弁護士。ドライな性格で、男親の親権獲得を目指す主人公に厳しい現実を突きつけますが、実は情に厚い面があり、愛娘・心寧のために必死になっている彼の行動に次第に心を動かされていくという役どころです。 白髪にセレブ感を漂わせたキャラの立ったビジュアル。セリフの言い回しも独特で、上品かつ丁寧な口調で男女の営みを『お●ッ●●』と表現するなどしています。鈴木おさむ氏によると、キャラのモデルは伝説のセクシービデオ監督・村西とおる氏というから納得ですが、弁護士キャラのモデルが村西氏で、さらにそれを演じるのが水野さんというところがぶっ飛んでいます(笑)」(テレビ誌記者) 水野といえば、’92年に放送された化粧品『コーセー ルシェリ』のCMで俳優の唐沢寿明(60)と共演。「ねェ、チューして」という水野の台詞が話題を呼び、『第9回新語・流行語大賞』の銀賞を受賞した。 もともと、運動神経抜群で少林寺拳初段を習得していたこともあり、一時はアクション女優を目指した。しかし、‘97年にフジテレビ系でスタートした人気刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズで演じた署内のマドンナ的存在の柏木雪乃役で、正統派女優としての地位を確立する。しかし、本人はそれでは満足がいかなかったようだ。 「水野さんは’07年に演劇ユニットを設立したり、’11年公開の映画『恋の罪』ではこれまでのイメージを覆すため、初のフルヌードシーンに挑戦したりしています。しかしそれはまだ、〝助走〟に過ぎませんでした」(芸能記者) 水野は’17年1月期に、今作と同じ鈴木氏脚本の『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)に出演する。同作は、女優の倉科カナ(36)演じる主人公と、三浦翔平(35)演じる婚約者、大谷亮平(43)演じる元恋人との三角関係に、水野が演じる元恋人の妻も加わり修羅場を繰り広げるラブ・サスペンスだ。その第3話で、水野は今もドラマファンの間で〝伝説〟と語りつがれるシーンを演じた。 「元恋人の自宅を訪れた主人公が彼とキスを交わしていると、誰もいないはずの部屋から『ここにいるよぉ~』と恨めしく呼びかける声が。次の瞬間、クローゼットの扉が豪快に開いて、中から水野さん演じる元恋人の妻が笑顔で飛び出して来るのです。この瞬間、〝怪演女優〟としての水野さんが誕生しました。これ以降、すっかり少しクセのある名脇役としての道を歩んでいます」(同前) プライベートでは’16年10月に俳優兼イラストレーターの唐橋充(46)と結婚していたことが報じられ、翌年、第1子が誕生。「母は強し」の言葉通り、最近はMCを務めるTBS系のトークバラエティー番組『ドーナツトーク』などでもぶっちゃけトークを連発している。 1月21日放送の同番組でも《めちゃくちゃ20代の頃から酒が強くて。焼酎、日本酒、一升とか飲めちゃうんですよ》と明かし、《ただ、紹興酒だけは、ボトル1本いった時に、初めてリバースしました》とぶっちゃけすぎとも思える告白をしていた。 トークでも視聴者を楽しませる水野。今期は『となりのナースエイド』(日本テレビ)にも出演している。 鈴木おさむ氏も今回のドラマでの水野の役柄について《僕の作品には欠かせない水野美紀さんが演じてくれています。かなりぶっ飛んだキャタクターです》とインタビューで語っている。ドラマでの今後の〝怪演〟に注目だ。
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