鈴木（玉山鉄二）、山中（丸山智己）、道上（水川あさみ）

　水川あさみ主演の金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』（TBS系　毎週金曜　午後10時～10時54分）の第9話（8月23日（金）放送）を前に、橋本芙美プロデューサーより注目ポイントが到着した。 【写真】浩子（高岡早紀）と対峙する道上（水川あさみ） 　本作は、水川演じる主人公の新聞記者・道上香苗が、櫻井翔演じる若き人気政治家・清家一郎と、玉山鉄二演じる有能な秘書・鈴木俊哉を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンス。原作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説。 　若き政治家と有能な秘書の奇妙な関係、栄光の裏で起きた数々の不審死。そして、それを追う新聞記者の強い執念。一瞬たりとも見逃せない“人間という迷宮”を描く、スリリングなエンターテインメント作品となっている。 　第9話では、ラストへ向けて驚きの事実が次々と発覚。さらに、清家（櫻井翔）の母・浩子（高岡早紀）の壮絶な過去も明らかになる。そんな第9話の注目ポイントを橋本Pが語った。 ＜橋本芙美プロデューサー　コメント＞ 9話の最大のポイントは、8話で「フーチョウ」が「復讐」という意味だと分かり、浩子が息子の清家を操り、権力を握らせて一体何に対して「復讐」しようとしているのか？探っていくということです。 清家は「首相公選制」を打ち出し、憲法改正に向けて動いていきます。国民の直接投票で総理を選ぶことができる「首相公選制」は、良い政策のようにも見えますが、権力が集中して独裁的な政治になる危険性もはらんでいます。これも「復讐」を果たすための浩子の指示なのか？ その政策に対して、道上（水川あさみ）はアクションを起こしていきます。 元秘書・鈴木（玉山鉄二）の活躍により、諸橋外務大臣（矢島健一）の元秘書で失踪していた富樫（吉岡睦雄）が今は裏社会で暗躍していることが分かります。 浩子と諸橋が裏でつながり、BG株事件の隠蔽に関わっているとにらんだ道上は、その富樫に話を聞くことができれば、浩子へのなんらかの糸口が得られると考え、富樫がよく来るというバーで、道上、鈴木、山中（丸山智己）が張り込みをして富樫をおさえようとしますが…。 富樫捕獲大作戦がうまくいくのか？新たな糸口をつかむことができるのか？要注目です！ 8話での直接対決で、浩子に太刀打ちできなかった道上ですが、「フーチョウ」や「劉麗蘭（リュウ・リーラン）」という新たな切り札を得て、9話で再び、浩子と対峙するため山中の反対を押し切って愛南町に向かいます。 そこで今度は「フーチョウ」につながる清家の祖母と浩子の壮絶な過去を聞き出すことに成功します。それがどんな内容なのか、必見です!! ＜第9話（8月23日放送）あらすじ＞ 浩子（高岡早紀）の母で、清家（櫻井翔）が政治家になるきっかけとなった祖母が「劉英華（リュウインファ）」という中国人であると知った道上（水川あさみ）たち。しかも英華は生前「復讐」の意味を持つ中国語をよく口にしていたという。その言葉にどんな意味が隠されているのか…。道上が考えを巡らせる中、清家は新たに、国民の直接投票で総理大臣が選ばれる「首相公選制」の採用を提案する。国民から絶大な人気を誇る清家が総理となるための布石とも取れる発言に道上は、その裏で手綱を引く浩子の存在をあらためて感じるのだった。 一方、BG株事件への関与が疑われる諸橋大臣（矢島健一）の失踪中の元秘書・富樫（吉岡睦雄）の行方を追う鈴木（玉山鉄二）は、富樫が裏社会で生きているという情報をつかむ。道上たちはBG株事件への諸橋の関与を隠蔽したのは富樫であると筋立て、彼の行方を追うが…。