【レノファ山口】初の天皇杯4回戦 監督采配にも注目 レノファあすホームでJ1鳥栖戦
前節は守備が崩壊
サッカーの天皇杯全日本選手権大会は21日、各地で4回戦8試合があり、J2レノファ山口は山口市の維新みらいふスタジアムでJ1鳥栖と対戦する。クラブ史上初の4回戦でJ1クラブを撃破し、新たな歴史を作れるか。 歴史を変えるために必要なのは守備の立て直しと言っていい。直近のリーグ戦2試合はともに3失点とここまでの躍進を支えた堅守は影をひそめるような結果が続いている。6失点中5失点は前半に喫しているだけに、「試合の入りが良くなかった」(志垣良監督)という前節のような状況は修正しなければならない。 これまで天皇杯とリーグ戦では大きく入れ替えていたメンバー選考もポイントになる。2、3回戦とは違い、J1チームとの対戦となるが、「勝ちにいく姿勢は変わらない。状態の良い選手を選びたい」と志垣監督。勝利のための采配にも注目だ。 17日の藤枝戦では新加入のタイ代表サーラット・ユーイェンもJリーグデビューを果たした。「期待に応えられるように、これからハードワークを続け、前を向いて頑張っていく」(サーラット)。J1チームを相手に勝利はもちろん、今後のリーグ戦につながるような試合を見せることも求められている。