18歳・吉田泰造が初の世界選手権代表入り ロス五輪の星「いいスタートが切れた」…レスリング明治杯
◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第1日(23日、東京体育館) 男子グレコローマンスタイル82キロ級で18歳の吉田泰造(香川・高松北高)が初優勝を飾った。今大会は非五輪階級の世界選手権(10月・アルバニア)の代表選考会を兼ねており、代表決定プレーオフを相手が棄権したことで、世界選手権代表にも決まった。 吉田は4月のアジア選手権(キルギス)にグレコでは初めて高校生で出場し、優勝。17歳11か月23日で日本男子史上最年少王者となった。今大会に向けては「正直あまり自信はなかったけど、アジア選手権のチャンピオン。大人相手にも勝てるんだぞ、と。自分にも可能性があると信じて頑張った」という。 5歳でレスリングを始め、小学2年から中学3年までは相撲にも取り組んだ。相撲では全中で軽量級優勝、無差別級3位の実績を持つ。高校進学時には相撲でスポーツ推薦の誘いもあったが、レスリング一本を選択。相撲で培った押し出しの強さも武器に、世界選手権への切符をつかんだ。28年ロサンゼルス五輪の星は「ロスへいいスタートが切れた。自信につながる大会になった」と充実の表情を浮かべた。
報知新聞社