「ほぼ毎日会って誠意を…」 ピアニスト・江沢茂敏さんが「強すぎる押し」で射止めたバイオリニスト・城戸かれんさんへの熱い思い
プロポーズは新宿駅で
もはや結婚は既定路線だったが、プロポーズを求めていたかれんさんに「2022年中に」という茂敏さんの当初の宣言は果たせず。「2022年“度”中に」と若干変更して迎えた23年3月14日。日本橋での食事後、茂敏さんは船上プロポーズを予定する。だが船は天王洲から午後9時出航予定なのに、午後8時半を過ぎてもまだデザートの最中――。 天王洲へ駆け付けるも、船はすでに沖合へ。結局、新宿駅南口近くで「結婚してください」と“ピアニシシモ=極めて弱い”タッチでついに求婚を果たした。 今年4月8日、二人の姿は東京・銀座の王子ホールにあった。恩師や音楽仲間らを招いた実質的な「結婚披露コンサート」。メインの曲はR・シュトラウスの「バイオリン・ソナタ」。譜めくりで二人を結び付けた日に演奏された曲である。 二人は「音楽への関心を広げたい」とさまざまな演奏会を企画。“真っ暗闇の中で”“同じ曲を10回”など趣向を凝らす。夫婦のハーモニーは文句なしに絶妙♪
「週刊新潮」2024年7月4日号 掲載
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