ベトナム国籍の男5人が能登の被災地の空き家に侵入、被害額は約2500万円【新潟】
警察は、能登半島地震の被災地域などの空き家に侵入し、盗みを繰り返していたベトナム国籍の男5人による広域連続侵入窃盗事件の捜査を終結したと発表しました。被害総額は、約2500万円にのぼっています。 警察によりますと、ベトナム国籍で無職の24~35歳の男5人は共謀して、2023年12月ごろから2024年4月までの間、新潟や長野・石川など8県で空き家や住宅の窓ガラスなどを割って侵入し、時計やネックレスなどの金品を盗んだ疑いがもたれています。金品は、換金目的で盗んだとみられています。 男らは、同郷やSNSを通じて知り合い、複数台の車で移動し犯行に及んだということです。男らは、石川と富山の被災地でも犯行に及び、「住人が逃げて人がいないから泥棒がしやすいと思って被災地で泥棒に行くことにした」と話しています。警察の調べに対し、男らは「やったことに間違いない」と容疑を認めています。 今回の窃盗事件170件(未遂を含む)のうち6件は県内での犯行で、被害総額は約2500万円(現金被害約1000万円、物品被害時価合計約1500万円相当)にのぼっています。 これまで男らは、住宅侵入や邸宅侵入、窃盗などの容疑で5回逮捕されていて、このうち4人は在留資格を更新せず入管法違反(不法残留)の容疑でも逮捕されました。