伊藤美誠 20歳・大藤沙月との日本勢対決に敗れ悔し涙 「下がったなって思われるのはすごくつらい」
「卓球・WTTファイナル」(21日、北九州市立総合体育館) 女子シングルス1回戦で大藤沙月(20)=ミキハウス=は伊藤美誠(スターツ)との日本勢対決を3-1で制した。平野美宇(木下グループ)はソフィア・ポルカノワ(オーストリア)に3-2で競り勝ち、8強入りした。 【写真】表情に笑顔なし 大藤沙月との日本勢対決でポイントを奪われ肩の力を抜く伊藤美誠 伊藤は、10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエ大会に続いて日本の新鋭に2連敗を喫し「(大藤の攻撃は)何でも入っちゃうので、何かを仕掛けて崩さないといけなかった」と悔し涙を流した。以前に比べて日本勢対決で敗れることも目立つが、「周りの人に(伊藤の力は)下がったなって思われるのはすごくつらい」と苦しさを吐露。ただ、持ち味の思い切った攻撃や意表を突くプレーで接戦を演じただけに「もっと日本人に勝利して、上に行けるように頑張りたい」と前を向いた。