持続可能な経営へ 酪農経営の悩み共有し解決探る 明治がコミュニティーサイト開設
明治(東京都中央区)は酪農経営に関する悩みを酪農家同士で解決策を探るコミュニティーサイト「Meiji Dairy Advisory COMMUNITY」(以下、MDAコミュニティ)を9月1日に開設する。経営支援活動「MDA」の一環で、酪農家の労働環境の整備や人材育成などの課題を解決することで、持続可能な酪農経営を目指す。 【画像】サイトのイメージ図 「MDAコミュニティ」では求人の方法や外国人人材の育成など、酪農家が抱える人材マネジメントの課題を共有し、同社の経営支援担当者や全国各地から、事例の紹介やアドバイスを受けることで解決策を探る。登録制で利用料は無料。 牧場の雇用主だけではなく、獣医や牧場スタッフなど、酪農関係者であれば登録が可能で、情報共有の場に参加できる。年度内に500ユーザーの登録を目指す。 酪農家の戸数は減少傾向である一方で、1戸当たりの飼養頭数が増加するなど、酪農家の大規模化が進んでいる。同社は「大規模化が進み家族経営から雇用型経営へシフトする中で、今までとは異なる人材マネジメントが必要」という。「MDAコミュニティ」を通じて持続可能な酪農経営を目指し、安定した生乳生産にもつなげる。
日本農業新聞