「農繁期」「子育て」両立させるには? コミュニティー、行政を頼って
取材後記
取材のきっかけは、今回取り上げた広島県の矢野さんだ。初めて取材で知り合ったのが昨冬。農作業や4人の子育てに加え、くず米を使った離乳食、幼児食も開発する力強い姿に感銘を受けた。記者以上に時間がないはずなのに、笑顔あふれる表情でいつも対応してくれる。 取材を通じて、農業と子育てともに自分一人で抱え込まずに助けを求めることが重要だと感じた。矢野さんが言っていたように完璧を求めず、自分のペースで取り組むことが両立に近づく第一歩になるのかと思う。 記者は3年前に広島へ転勤して以降、数多くの子育て世代の農家に出会ってきた。両方とも忙しい中で取材を快諾してくれ、全力で応えてくれる。そんな農家に頭が下がる思いだ。 (西野大暉)
日本農業新聞