【阪神】原口文仁、FA宣言へ 大腸がん克服、不屈の生え抜き15年目が出場機会求め決断
阪神原口文仁内野手(32)が12日、今季初めて取得した国内FA権を行使する申請書を11日に球団に提出したと明かした。 【一覧】主なFA有資格選手 14日に公示され、15日から全球団との交渉が解禁される。 帝京(東京)から入団し、15年目を終えた生え抜き選手。愛着は強いが、活躍の場を広げたい意思が強く、シーズン終了後から、権利を行使するか熟考を続けていた。 19年1月に手術を受けた大腸がんを克服し、同年中に1軍の主力として復活。診断から丸5年がたった今年1月には、完治を宣言された。その「節目」となった今季も、絶対的な代打の切り札として活躍。54試合で打率2割4分1厘、2本塁打、9打点。大山悠輔内野手(29)の代役先発としても本塁打を放つなど、貴重な戦力だった。 チームの今季最終戦となったDeNAとのCSファーストステージ第2戦(甲子園)でも本塁打を放った。