「傘の花」咲かせ登校 県内で始業式、雨でも児童ら笑顔
●金沢・犀桜小、宿題見せ合い 石川県内の小中学校で2日、2学期の始業式が行われた。金沢市犀桜小では雨が降る中、児童が元気に登校し、久々に顔を合わせたクラスメートと夏休みの思い出を語り合った。式では全校児童341人が体育館に集まり、原裕美子校長が「2学期は向上期。どんどん進んで行動し、ぐんぐん成長してほしい」と呼び掛けた。 傘を差した児童は玄関で教員にあいさつし、夏休み中に取り組んだ工作や絵画などを抱えて教室に入った。互いに宿題を見せ合って授業に臨んだ。 能登半島地震を受け、自由研究で校下の避難所を地図にまとめた3年の畠山咲良さん(8)は「お母さんと一緒に歩いて調べた。家に貼って災害に備えたい」と話した。 県教委や金沢市教委によると、2日は市内の小学校29校、中学2校で始業式が行われた。県内では白山、野々市以外の市町の小中学校や県立学校で式があった。 ●県内、午後は雷も 2日の県内は暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、雨が降った。正午までの最高気温は金沢26・2度、輪島26・0度と平年より低かった。金沢地方気象台によると、2日午後は雷を伴う雨が降る所がある。