ナダル ウィンブルドンを欠場「僕の体にとってベスト」パリ五輪へ照準<男子テニス>
ウィンブルドン
男子テニスで元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)は13日にX(旧ツイッター)を更新。来月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に照準を合わせていることから同月1日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を欠場すると発表した。 【動画】ナダル 歓声に包まれ会場を後にする(全仏OP1回戦) 今季限りでの引退を示唆している38歳のナダルは前週の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)に出場。マッチではこれまで112勝3敗と圧倒し、過去の敗戦は2009年のR・ソダーリン(スウェーデン)戦と、2015年と2021年のN・ジョコビッチ(セルビア)戦のみとなっていた。 しかし、今大会は1回戦から第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)と対戦する厳しいドローとなると3-6, 6-7 (5-7), 3-6のストレート負け。2年ぶり19度目の初戦突破とはならず、初の初戦敗退となった。 そのナダルは今回SNSを更新し2年連続でウィンブルドンを欠場することを発表し、次のようにつづった。 「全仏オープンでの試合後の記者会見で夏のスケジュールについて聞かれ、それ以来クレーコートで練習してきました。昨日、パリで開催される夏季オリンピックに出場することが発表されました。これが僕にとって最後のオリンピックです」 「この目標を達成するためにはサーフェスを変えず、クレーでプレーし続けることが僕の体にとってベストだと考えています。そのため今年のウィンブルドンを欠場することになりました。僕の心の中にいつもあるあの素晴らしい大会の雰囲気を今年も味わうことができず、いつも大きな声援を送ってくれたイギリスのファンの皆さんと一緒にいることができないのは残念です。皆さんに会えないのは寂しいですね」 「オリンピックに備えるため、僕はスウェーデン・バスタッドでのトーナメントに出場します。このトーナメントは僕がキャリアの初期に出場したトーナメントで、コート内外で素晴らしい時間を過ごしました。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました」 ナダルは今後、7月15日に開幕するノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)への出場を予定している。
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