NYT 「バイデン氏、世論の動向次第では『候補諦める可能性』側近に言及」
精彩を欠く姿をさらした米国大統領候補第1回テレビ討論以降、民主党内外で候補辞退の圧迫を受けているバイデン大統領が側近に対して今後数日内の世論動向次第では候補を諦める可能性に言及した。ニューヨーク・タイムズ(NYT)が3日(現地時間)、報じた。 NYTは「バイデン大統領は災難的だった先週のテレビ討論以降、ある核心側近に『今後、数日内に大統領職に出る可能性があることを大衆に納得させることができない場合、大統領候補を得られないかもしれないということを知っている』と述べた」と報じた。 ただし、バイデン大統領は現在、再選挑戦に対して強い意志を見せているとバイデン大統領と疎通した側近が明らかにした。 また、バイデン大統領は5日に予定されているABCニュースの深層インタビューと、激戦州であるペンシルベニアとウィスコンシンでの遊説を含めて週末まで、大衆と接触する複数の機会で必ず安定した姿を見せなければならない点を理解しているとNYTは伝えた。 NYTはバイデン大統領と側近のこのようなやり取りはバイデン大統領がテレビ討論惨敗から巻き返せるかどうかについて自ら深く悩んでいることを示す最初のシグナルだと書いた。 バイデン大統領が先週トランプ前大統領とのテレビ討論で繰り返し言葉に詰まり、脈絡とは関係のない発言をして以降、民主党内外からは「候補交替論」が提起されている。