ナイツ・塙宣之「なんでその舞台に立ち続けているのか」 初監督映画で伝えたかったこと
日テレNEWS NNN
お笑いコンビ・ナイツの塙宣之さん(45)が6日、相方の土屋伸之さん(45)らと共に『漫才協会 THE MOVIE ~舞台の上の懲りない面々~』完成披露プレミア上映会に登場し、映画に込めた思いを語りました。 【画像】ナイツ・塙宣之、漫才協会会長に就任 映画は、東京・浅草にある東洋館を活動拠点とし、今もなお「舞台」にこだわる漫才協会の芸人たちに焦点を当てたドキュメンタリー。協会外からも、爆笑問題やサンドウィッチマンなど数多くのお笑い芸人が登場します。ナレーションは小泉今日子さんとナイツの土屋さんが担当しています。 今作で初の監督を務めた塙さんは、「一番描きたかったのは、漫才協会の舞台はそんなに生活できるほど(お金を)もらっていないんですよ。なんでその舞台に立ち続けているのかっていうのが1つのテーマなので、そこは見ていただきたい。漫才協会は浅草にありまして、浅草以外の場所で劇場をということを考えてもいいわけですが、芸人にとってのパワースポットが東洋館の舞台で、落ち込んだ時とかツラい時でも、芸人がそこの舞台に立つことで自分が元気になっていくっていうことが、この映画を撮るうえで分かったことでもあります」と、映画の注目ポイントを明かしました。
■青空球児さんからの手紙が
そしてイベントでは、漫才協会名誉会長の青空球児・好児の球児さんから現会長の塙さんへの手紙が。「今は元気な時と元気がない時と、毎日体が変わって、漫才をする約束ができなくて申し訳ねえ。漫才協会もずいぶん若返った。会長も塙に託した。みんな頑張れるだろう。塙も大丈夫だろう。大阪に負けてはいけない。みんなで一生懸命勉強してくれ。また舞台に立つまで俺も頑張るよ。ゲロゲーロ」というメッセージが贈られました。 これに対し塙さんは、「うれしい。ありがとうございます。映画の撮影期間に実は会長に就任させていただいたので、元々副会長の時から映画は撮っていたんですけど、会長になってからなおさら責任感もでてきましたので、球児師匠にも喜んでいただけるように頑張っていきたいなと思っています」とコメントしました。
■相方・土屋伸之 映画での控えめな役割
塙さんが意気込みを語る一方、映画で小泉今日子さんとナレーションを担当した相方の土屋さんは「小泉さんがナレーションをするっていうのは映画の目玉なので、小泉さんのナレーションをよりありがたみを増すために僕が途中、細かい補足とかを入れて、また小泉さんに戻ったら、“やっぱ小泉さんいいな”ってなるための、そういう役割をしっかりとやっております」と控えめな発言をしました。